ワールド・ゴールド・カウンシル、2026年の金価格は1オンス当たり4100ドル前後と予測

年央見通しでは、波乱含みだった上半期を経て金をマクロ経済のバロメーターと位置づけ、下半期の価格は基本シナリオに対しておおむね上下5%の範囲で推移する可能性があるとした。

要約

ワールド・ゴールド・カウンシルの2026年年央見通しでは、金は引き続き世界のマクロ経済のバロメーターであるとされた。2026年の基本ケースとして1オンス当たり4100ドル前後を想定し、コンセンサスに基づくマクロシナリオの下で、下半期の取引レンジはおおむね±5%になると予測した。報告書は、スポット金価格が一時1オンス当たり5500ドルを上回った後、6月に4000ドルを下回るなど波乱含みとなった上半期を受けたもので、年初来では約7%下落している。地政学的または経済的状況の悪化は価格の一段高につながる可能性がある一方、米ドル高、予想を上回る利上げ、リスク選好の強まりは金価格の重荷になり得るという。さらに、1オンス当たり4000ドルを持続的に下回れば追加の売りを誘発する可能性があると警告し、支持線を割り込んだ場合には投資家のポジション動向が下落を増幅し得ると強調した。

用語解説