
6月の民間雇用者数は9.8万人増と、5月の12.2万人増から減速し、予想も下回った。雇用の増加は教育・医療サービスが主導し、米非農業部門雇用者数の発表を前に労働市場の減速が意識された。
ADPによると、米民間雇用者数は6月に季節調整済みで9.8万人増となり、3月以来の低い伸びで、5月の12.2万人増から減速した。市場予想も下回り、以前の報道では11.8万人増、新しい報道ではダウ・ジョーンズ集計の11万人増が予想されていた。雇用増のほぼ全てはサービス部門によるもので、教育・医療サービスが4.8万人増でけん引した。一方、賃金の伸びは同一職にとどまる労働者で前年比4.4%と横ばい、転職者では6.6%に上昇した。弱い結果を受け、投資家の間では労働市場の冷え込みを示す兆候が強まり、金融緩和観測やより広範なリスク資産への資金フローに影響する可能性があるとの見方が出た。