ミュンヘンでの発表では、中電圧配電、再生可能エネルギーおよびBESS接続、データセンター向け電力インフラに焦点を当てた。欧州では送電網の高度化と電化が加速している。
Daqoは7月1日にミュンヘンで開いた発表会で、より厳格な環境・信頼性基準を満たしながら、再生可能エネルギー、エネルギー貯蔵、電化負荷を欧州の送電網へより迅速に接続する動きを支える配電機器を披露した。主力製品として打ち出したのは、乾燥空気絶縁と真空遮断を採用し、従来のSF6機器に代わるSF6フリー(六フッ化硫黄を使わない絶縁ガス)の中電圧リングメインユニット「DQS Air Series」である。Daqoによれば、密閉型のコンパクト設計により保守需要の低減を図り、都市部の配電網、再生可能エネルギー接続、産業施設、送電網高度化プロジェクト全般で信頼性の高い運用を支援することを狙う。あわせて、柔軟な構成、インテリジェント監視、遠隔対応機能を備えた二次配電網向けの空気絶縁SF6フリーRMUのほか、昇圧変圧器、中電圧・低電圧開閉装置、監視システム、補機システムを工場組立済みユニットに統合した、太陽光発電プロジェクトおよびBESS(バッテリーエネルギー貯蔵システム)向けコンテナ型変電所ソリューションも発表した。データセンターなど大電力需要分野向けには、低電圧配電、UPS(バッテリー式バックアップ電源)機能、電力品質管理、監視を組み合わせたモジュール型電力基盤「DQMpower 2.0」を紹介した。Daqoの欧州地域ゼネラルマネジャーであるケビン・リン氏は、The smarter E Europeでの顧客との協議を通じて、よりクリーンな機器、より迅速な系統接続、より高い供給確実性への需要が浮き彫りになったと述べた。Daqoは、欧州戦略について、中電圧・低電圧機器、変圧器、自動化、システム統合を手がける32の製造企業から成る基盤を活用し、製造規模と現地調整力、パートナー支援を組み合わせるものだとしている。