ポーランド大統領、MiCA導入法案を3度目の拒否権行使で差し止め

ポーランド大統領、MiCA導入法案を3度目の拒否権行使で差し止め

MiCAはEU全域で全面施行されたが、ポーランドは大統領が3度目の拒否権を行使したことで、国内実施法を欠く唯一の加盟国となっている。

ファクトチェック
ロイターの一次報道は、ポーランドのカロル・ナブロツキ大統領が2026年6月11日、EUのMiCA規則を導入する仮想通貨規制法案に3度目の拒否権を行使したことを確認している。ロイターとCoinPostはいずれも、ポーランドがEU規則を承認する必要があり、国内の施行法が未整備のままであることを確認している。また、CoinPostとGlobal Banking and Financeは、MiCAがEU全域で全面施行されている一方、ポーランドが国内でMiCAを実施する法整備を欠く唯一のEU加盟国であると明示している。複数の独立した報道機関が、この主張の全要素を裏付けている。
要約

EUの仮想通貨市場規制「MiCA」は2026年7月1日に全面施行され、域内の暗号資産サービス事業者に対する移行期間は終了した。ポーランドを除くすべてのEU加盟国がMiCAを国内法化しており、これまでにEU全域で有効なMiCA認可を取得した企業は244社にとどまる。ポーランドでは大統領が国内法案を3度目に拒否したため、EUの仮想通貨ライセンス制度に連動する国内法の枠組みを欠く唯一の例外となっている。

用語解説
  • MiCA: EU全域の仮想通貨関連企業に共通ルールを定める欧州連合の仮想通貨市場規制枠組み。
  • crypto-asset service providers: 売買、カストディ、送金などの仮想通貨関連サービスを提供し、関連規制の下で認可が必要となる企業。