創設者マルク・ゼラー氏は、このグループが3年超の活動を経て7月1日に正式に運営を終了したと述べ、その後、Chaos Labsを離れた際に保有するAAVEをすべて売却したとも明らかにした。
アーベ・チャン・イニシアチブ(ACI)はアーベ・ラボとのガバナンスを巡る対立を受け、正式に活動を終了した。創設者のマルク・ゼラー氏が明らかにした。3年超にわたり続いたコミュニティ主導のガバナンス基盤は7月1日に正式に運営を終えた。活動終了の発表後に寄せられた質問に答えた7月2日のソーシャルメディア投稿で、ゼラー氏はChaos Labsを離れた際に保有するAAVEをすべて売却し、現在は無視できる水準の「ダスト」残高しか保有していないと述べた。ゼラー氏は、ACIはDeFi(分散型金融)の低迷期に立ち上げられたと説明しており、当時のアーベでは預かり資産総額がそのサイクルのピーク時の4分の1まで落ち込み、プロトコルは年間約3500万ドルの損失を計上していたという。同氏によれば、この取り組みは状況を反転させ、年間収益を1億5000万ドルまで押し上げる一方、AAVEトークンは9倍に上昇した。今回の活動終了は、提案形成やプロトコルの方向性決定においてデリゲートやサービス提供者が中心的役割を担いうるアーベのガバナンス構造内の緊張を浮き彫りにしている。