この節目は米経済の流動性が過去最高水準にあることを示しており、支出や資産価格を下支えし得る一方で、インフレ懸念も高める背景となる。
米国のM2マネーサプライが初めて23兆ドルを超え、経済内を流通する資金の広義の指標として過去最高を更新した。M2(現金、当座預金、その他の準通貨性資産)は、流動性の拡大が個人消費や資産価格の下支えにつながる一方、資金の伸びが経済活動の産出能力を上回ればインフレリスクを高めるため、厳しく注視されている。この動きは米国で流動性がより潤沢な環境にあることを浮き彫りにしており、リスク資産を含む金融市場全体に影響を及ぼす可能性がある。