同調査会社は、NSCLC市場が標的治療、免疫療法、バイオマーカー主導の治療によって再編されており、後期段階の複数の開発候補が2036年までの成長に影響を与える見通しだとした。
DelveInsightは、非小細胞肺がん市場が2025年に7主要市場で330億ドル規模に達し、2036年までの年平均成長率(CAGR)は6.6%になると予測した。報告書は米国、EU4、英国、日本を対象とし、7MMにおける2025年のNSCLC新規患者数は約539,000人だったとした。診断能力の向上に伴い、予測期間中は症例数の増加が見込まれるという。 同社は、バイオマーカーで定義されるセグメントが主要な商業的成長要因だと強調した。米国では、EGFR変異NSCLC市場が2025年に約38億ドルとなり、TAGRISSOが主要なEGFR阻害薬と位置付けられた。一方、ALK変異NSCLC市場は約12億8000万ドルで、ALECENSAは手術切除後の補助療法において初めて承認されたALK阻害薬とされた。DelveInsightの予測部門責任者Sadaf Javed氏は、米国のKRAS変異NSCLC市場が2025年に約22億3000万ドルだったとし、KRAS G12Cが最も一般的なKRAS変異であり、後治療ラインではKRAZATIがLUMAKRASよりやや強い競争上のポジションを示していると述べた。 DelveInsightによると、実臨床での治療パターンは従来の全身療法から標的薬や免疫療法へと移行している一方、KEYTRUDAと白金製剤ベース化学療法の併用は、PD-L1発現にかかわらず多くの患者で標準的な一次治療の選択肢であり続けている。報告書は、PD-1およびPD-L1阻害薬への耐性が依然として大きな課題であり、病勢進行後の選択肢が限られる患者が多いことから、新たな併用療法や次世代治療への需要を支えているとした。 開発中の治療薬では、BMS-986504とPembrolizumabの併用、Iza-bren、Neladalkib、PF-08046054などを挙げたほか、KRAS、EGFR、ALK、がん免疫領域にまたがる幅広い後期開発パイプラインを指摘した。最近の動向としては、Sichuan Kelun-Biotech Biopharmaceutical Co., Ltd.によるsacituzumab tirumotecanとosimertinib併用の2026年6月のトランスレーショナル研究結果、MAIA Biotechnologyによるateganosineの第2相試験実施施設拡大、Bristol Myers Squibb、BioNTech、Innovent Biologics、DizalによるASCO 2026でのデータ更新が挙げられた。