ホルムズ海峡の一部再開通を受けたエネルギー価格の沈静化により、7月14日に公表される米労働統計局の6月CPI報告を前にインフレ期待が和らいでいる。
Kalshiの市場参加者は、2026年の総合インフレ率が4.2%を上回る確率を28%と織り込んでおり、市場では米インフレが5月の消費者物価指数(CPI)の前年比伸び率でピークを打ったとの見方が強まっていることを示している。この変化は、2月下旬の米・イラン戦争に伴って急騰した原油・ガス価格が、ホルムズ海峡の一部再開通を受けて反落したことを受けたものだ。AAAによると、全米平均ガソリン価格は水曜日時点で1ガロン当たり3.84ドルとなり、ピーク時の4.50ドル超から低下した。米原油価格も、戦争開始以来初めて1バレル70ドルを下回った。5月のCPI前月比上昇分の60%をエネルギー価格が占めており、この反落がインフレ見通しの緩和につながる主要因となっている。米労働統計局のデータで契約が精算される予測市場プラットフォームのKalshiでは、6月CPIについても5月比0.2%の下落が見込まれており、ウォール街のコンセンサス予想と一致している。次回のCPI報告は7月14日に米労働統計局(BLS)から公表される予定である。