トランプ大統領口座で2025年に2万1000件超の取引開示、報道されたICE契約追求前にAxon株購入

トランプ大統領口座で2025年に2万1000件超の取引開示、報道されたICE契約追求前にAxon株購入

927ページに及ぶ米倫理関連開示書類により、2025年のトランプ大統領関連口座で2万1000件超の取引があったことが判明した。4月の関税ショックによる相場急落時の大規模な買い、ホワイトハウスのAIアクションプランに関連したテック株購入、さらに後にICEによる契約追求が報じられたAxonへの2月の投資が含まれていた。

ファクトチェック
主張の各要素は裏付けられている。Sludgeの報道は、トランプ大統領の米政府倫理局(OGE)公式年次財務開示を引用し、2025年4月9日の関税停止の前日である2025年4月8日に、最大1280万ドル相当の327銘柄を購入していたことを確認している。この開示は、STOCK法の延滞提出手数料上限である200ドルを支払って、1年以上遅れて提出された。CNBCも、2025年4月9日にS&P500種株価指数が1日で9.52%上昇したことを独自に確認しており、これは主張の「10%」に近く、第二次世界大戦後として歴史的な上昇幅である。細かな不正確さはあるが、上昇率は9.52%であり、主張ではこれを「10%」と丸めている。この表現は妥当である。
要約

ドナルド・トランプ大統領の2025年年次資産開示では、トランプ大統領関連口座における証券取引が2万1000件超に達し、一部報道とフィナンシャル・タイムズの分析では2万2000件超とされた。米政府倫理局への拡充版開示書類には、主要な政策局面の前後に集中した買いが詳述されており、関税主導の相場下落局面だった4月8日に327件の株式購入、ホワイトハウスのAIアクションプラン発表日に大型テック株の大口購入、さらに2月にはAxon株を最大500万ドル購入していたことが示された。Axonへの投資から数週間後、CNBCは米移民・関税執行局(ICE)がAxonとの2億2000万ドルの契約を模索していたと報じた。こうした開示は利益相反を巡る議論を強めたが、ホワイトハウスは利益相反を否定し、トランプ大統領は資金運用は外部の運用者が担っていると述べた。

用語解説
  • 米政府倫理局への提出書類: 公職者の資産、収入、取引内容を詳述する、米国の倫理監督機関に提出される財務開示書類。
  • 利益相反: 公職者の私的な金融活動が、公的な意思決定に影響を及ぼす、または及ぼしているように見える可能性がある状況。
  • ICE: 米移民・関税執行局。移民取締りや一部の越境犯罪捜査を担う米連邦機関。