雇用統計控えドル堅調、円は162.84で40年ぶり安値

雇用統計控えドル堅調、円は162.84で40年ぶり安値

米雇用指標の軟化を受けて米連邦準備制度の早期利上げ観測が後退する一方、祝日で薄商いとなる中で円は再び下落し、為替介入リスクが引き続き意識された。

BTC

ファクトチェック
円が40年ぶり安値となる162.84を付け、「雇用統計を控えてドルは安定推移」との見出し立ては、ロイターの元記事(KFGO)で直接確認でき、カタール通信などの再掲載記事でも独立に裏付けられている。更新後のロイター記事では、実際の雇用統計発表後の自然な続報も示されている。円が162.84を付けたこと、40年ぶり安値であること、ドルが安定推移していたこと、米雇用統計に注目が集まっていたこと、為替介入への警戒感という中核的な主張の要素は、複数の一次・二次ソースで裏付けられている。
要約

予想を下回る米雇用統計を受け、米連邦準備制度による差し迫った利上げ観測が後退し、アジア市場はまちまちの滑り出しとなった。日本を除くアジア太平洋株のMSCI広範指数は2日続落後に0.1%上昇した一方、日本の日経平均株価は1%下落し、韓国のKOSPIは米半導体株の急落を受けて引き続き上値の重い展開となった。6月の米雇用統計では雇用者数の伸びが大幅に鈍化し、過去数カ月分も下方修正された一方、失業率は労働市場からの退出を背景に4.3%から4.2%に低下し、労働参加率は5年超ぶりの低水準に落ち込んだ。これを受け、FF金利先物市場では9月15-16日の会合で米連邦準備制度が金利を据え置く確率が46.8%に上昇し、前日の35.8%から高まった。ドル指数は木曜日に0.5%下落した後の100.98で推移し、米独立記念日に伴う市場休場を前に流動性が細る中、ドルは円に対して0.2%高の161.435円を付けた。ロイターはまた、木曜日の円急伸局面を受けて、日本当局が市場対応で新たな手法を採用したと報じた。ブレント原油は0.4%安の71.49ドル、金は0.1%高の4,125.49ドル、ビットコインは0.4%安の61,306.45ドル、イーサは0.7%安の1,692.16ドルとなった。

用語解説
  • FF金利先物: 将来の米中央銀行の金利判断に対する市場予想を反映するデリバティブ。
  • ドル指数: 主要6通貨のバスケットに対する米ドルの価値を示す指標。
  • 介入: 為替相場に影響を与えるために当局が行う公式な通貨売買。