航空運賃やガソリン価格の高止まり、猛暑への懸念がある中でも、ワールドカップ開催都市と米国建国250周年が予約を下支えし、祝日期間の需要は前年をやや上回る見通しである。
AAAは、独立記念日を挟む6月27日から7月5日にかけて、米国人7220万人が自宅から少なくとも50マイル移動すると予測している。前年の7180万人から増加し、伸びは鈍化しつつあるものの、祝日期間としては再び過去最多となる可能性を示した。見通しでは、自動車と航空機による旅行は前年からほぼ横ばいとなる一方、バス、鉄道、クルーズによる旅行はより大きく増加する見込みで、これらの交通手段を利用する米国人は約493万人と予測され、前年比5.3%増となる。戦争に伴う原油価格とジェット燃料価格の上昇でガソリン価格と航空運賃は押し上げられており、予想される熱波も判断に影響する可能性がある。こうした中でも、米国建国250周年の祝賀行事と開催中のサッカーワールドカップを背景に、消費者需要の強さが試されている。ニューヨーク、シカゴ、ボストンなどの主要都市では需要が強く、HotelPlannerによると、ワシントンD.C.の週末のホテル予約は前年の5倍に増え、平均客室単価は35%上昇した。ワールドカップの決勝トーナメントも開催都市を押し上げており、AirDNAによると、リオネル・メッシ擁するアルゼンチンとカーボベルデの試合を前に、マイアミのバケーションレンタルは68%増加した。テキサス州では、ダラスとヒューストンでのFIFAの試合に加え、州内での周年行事も追い風となっており、RVshareのプラットフォームでは7月4日週末のRV予約件数が全米で最多となっている。