ロシア・ウクライナ紛争激化、NATO演習継続とエネルギー施設攻撃

ロシア・ウクライナ紛争激化、NATO演習継続とエネルギー施設攻撃

ロシア当局によると、ウクライナによるサンクトペテルブルクの石油ターミナルへのドローン攻撃で、ロシアのエネルギーインフラを狙うキーウの作戦が拡大した。一方で、ロシアとウクライナの当局者は、地域全体で緊張が高まる中、コスチャンティニウカの支配を巡っても主張が対立した。

要約

東欧でNATOの演習が続く中、ロシアがウクライナ国内の標的を攻撃し、ウクライナもサンクトペテルブルクの石油ターミナルにドローン攻撃を実施するなど、ロシア・ウクライナ戦争は複数の戦線で激化した。ロシア当局者が明らかにした。サンクトペテルブルクのアレクサンドル・ベグロフ知事は、バルト海沿岸のキロフスキー地区が被弾し、防空部隊が同市と周辺地域上空でウクライナのドローン72機を撃墜したと述べた。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、この作戦がウクライナの「長距離制裁」の一環だと説明し、ウクライナ軍が軍事目標のクロンシュタットも攻撃したと述べた。この攻撃は、ロシアの石油インフラを狙うキーウの広範な作戦の延長線上にあり、情報源によれば、燃料危機の一因となり、クレムリンへの圧力を強め、ロシア経済への信認や世界のエネルギー市場に影響を及ぼす可能性がある。さらに、その波及リスクは仮想通貨市場にも及ぶとされる。別件では、ウラジーミル・プーチン大統領がロシア軍はコスチャンティニウカを制圧したと述べたが、ウクライナ当局はこれを「まったくの偽情報」として否定した。

用語解説
  • NATO: 北大西洋の軍事同盟。
  • long-range sanctions: ロシアの標的に対する、エネルギー・軍事インフラを含む縦深攻撃を指すゼレンスキー氏の表現。
  • oil terminal: 輸送や配送のために石油を貯蔵し、積み替える施設。