Anchorage Digital、機関投資家向けイーサリアムステーキングでLidoのwstETH対応を追加

Anchorage Digital、機関投資家向けイーサリアムステーキングでLidoのwstETH対応を追加

米連邦認可の仮想通貨銀行は、機関投資家顧客がステーキング、決済、レポーティング、ガバナンス向けに構築されたカストディ枠組みの中でwstETHを保有・利用できるようにした。

ETH
STETH
WSTETH

ファクトチェック
この主張は、2026年7月2日付の独立した2つの一次情報源によって確認できる。具体的には、Anchorage Digitalの公式インサイトページと、lido.fiドメイン上のLido公式ブログである。両者はいずれも、米国で初めて連邦認可・規制を受けた仮想通貨銀行であるAnchorage DigitalがLidoを統合し、米国の機関投資家顧客に対して、カストディ、ステーキング、決済向けにwstETHへのアクセスを提供していると伝えている。さらに、機関投資家は同プラットフォーム上でwstETHを直接ミントおよびバーンできる。The Blockも独自にこれを裏付けている。主張を構成するすべての要素は一次情報源と一致している。
要約

Anchorage Digitalは、Lidoのリキッドステーキングソリューションを機関投資家向けプラットフォームに統合し、米国の機関投資家顧客が同社のカストディ環境内でwstETHにアクセスできるようにした。今回の追加は、既存のカストディ、ガバナンス、レポーティング、決済プロセスに適合する形でステーキングエクスポージャーを必要とするイーサリアム保有者を対象とするものである。wstETHはstETHのラップド版で、残高が増減しない非リベース型トークンであり、報酬はトークン残高ではなく交換レートを通じて反映される。この構造は、リベース型資産に対応していないDeFi(分散型金融)や機関投資家向けシステムとの会計処理や統合を簡素化するよう設計されている。stETHは市場採用の面で依然としてイーサリアム最大のリキッドステーキングトークンであり、WisdomTreeの完全ステーク型stETH ETP (Exchange-Traded Product)など、欧州の規制対象商品でも既に利用されている。

用語解説
  • wstETH: stETHのラップド版で、残高が変動しない非リベース型。ステーキング報酬は残高の増減ではなく、トークンの交換レートを通じて蓄積されるよう設計されている。
  • liquid staking: 基礎となるポジションが報酬を獲得し続ける一方で、ユーザーにステーキング資産を表す譲渡可能なトークンを付与するステーキングモデル。
  • rebasing assets: 時間の経過とともに残高が自動的に変化するトークンで、蓄積された報酬や供給量の調整を反映することが多い。