
創業者テレンス・クオック氏は、ハッキングが既存の戦略転換を加速させたと述べる一方、プロジェクトは資金回収の見込みが低い中でトークン移行と補償手続きを進めているとした。
Humanity Protocolは、3600万ドル規模の不正流出で財務基盤が損なわれ、Hトークンが急落したことを受け、エンタープライズAI製品へと軸足を移している。創業者テレンス・クオック氏によると、今回の攻撃は6〜9カ月にわたり検討されていた戦略転換を加速させた。クオック氏は、侵害の原因はスマートコントラクトの欠陥ではなく、開発者のノートPCの侵害と、Humanity Foundation関係者に紐づく秘密鍵の窃取にあると説明した。資金回収の可能性は低く、重点はトークン移行と請求・補償手続きを通じた再建に移っているという。チームは複数の法域で取引所、カストディアン、法執行機関と連携している。本人性証明と資格情報インフラを中核に構築されてきた同プロジェクトは、今後はブロックチェーンや分散型IDの取り組みという位置付けを薄め、エンタープライズAI向け製品・サービスの開発企業として打ち出していく。