
英国の金融規制当局が公表した仮想通貨規制の枠組みでは、海外プラットフォームが現地で認可を受けた支店を通じて国内利用者にサービスを提供できるほか、英国外で発行されたステーブルコインも認められる。一方で、DeFi(分散型金融)への対応、同等とみなす法域、マネーロンダリング防止承認を巡る問題が導入を複雑にする可能性がある。
英金融行為監督機構(FCA)は仮想通貨資産規制の枠組みを正式に公表し、企業が認可を確保する期限を2027年2月とする方針を維持した。そのうえで、海外の取引プラットフォームが英国で認可を受けた支店を通じて英国利用者にサービスを提供し、グローバルな取引インフラを活用できる仕組みを示した。この制度では英国外のステーブルコインの流通も認められており、市場流動性の維持や機関投資家の参加を支える可能性がある。もっとも、どの法域が同等と扱われるのか、DeFi(分散型金融)をどう扱うのか、さらにマネーロンダリング防止登録制度で承認率が15%未満にとどまるとされる中で企業が認可手続きを通過できるのかなど、不確実性が残っており、実施は難航する可能性がある。