サムスン、AI需要で半導体株上昇の中Q3 DRAM価格を最大20%引き上げで交渉

サムスン、AI需要で半導体株上昇の中Q3 DRAM価格を最大20%引き上げで交渉

AIインフラ需要でメモリー市場の需給が逼迫する中、サムスンは第3四半期のDRAMおよびLPDDR価格を最大20%、あるいは20%超引き上げる方向で調整していると報じられた。一方で、DRAM価格カルテルの疑いを巡り、サムスン、マイクロン、SKハイニックスを対象とする別の訴訟も起こされている。

ファクトチェック
この主張の両要素は、それぞれ独立して裏付けられている。TradingKeyは、サムスンが2026年第3四半期のDRAM価格について最大で約20%の引き上げを求めており、AI主導のメモリー逼迫を背景にモバイル向けLPDDRの値上げ幅が20%を超える可能性があると確認しており、値上げ主張と一致する。Tom's Hardware、Yahoo/Reuters、Law360はいずれも、Samsung、Micron、SK Hynixに対するDRAM価格カルテルを巡る2026年6月25日の集団反トラスト訴訟が、カリフォルニア北部地区連邦地裁に提起されたことを確認している。唯一の留意点は、実際の値上げ幅が長期契約によって抑制される可能性があることであり、TrendForceは13〜18%と予測している。ただし、この主張はサムスンが値上げを「求めている/交渉している」と述べており、この点は正確である。
要約

サムスン電子は、第3四半期のDRAM平均販売価格を前四半期比で最大約20%引き上げる方向で交渉していると報じられている。LPDDRと汎用DRAMの価格は20%超上昇しているとされ、AIインフラ投資の拡大がメモリー需要を押し上げている。これに先立つ報道では、韓国メディアのZDNETを引用し、この価格上昇を受けて関連銘柄も上昇し、当時SKハイニックスは9%超高、サムスンは8%超高となった。別件では、サムスン、マイクロン、SKハイニックスがDRAM価格カルテルを巡る独禁法訴訟に直面しており、この訴訟は規制当局の監視強化を招き、世界のDRAM価格や供給可能量に影響を与える可能性があると報じられている。

用語解説
  • DRAM: コンピューター、サーバー、電子機器で広く使われる半導体メモリー部品の一種である動的ランダムアクセスメモリー。
  • LPDDR: 省電力性が重要な機器やシステムで一般的に使われる低消費電力型のDRAM。
  • antitrust lawsuit: 談合や価格カルテルなどの反競争的行為を主張する訴訟。