ロシアのサービス業PMIが6月に48.2へ低下、景気縮小が深刻化

S&Pグローバルの6月調査では、サービス業の生産が4カ月連続で減少し、新規受注も弱含んだほか、需要悪化と顧客の資金繰り悪化を背景に、雇用削減のペースが過去3年半で最も速くなったことが示された。

要約

ロシアのサービス部門は6月に一段と縮小し、S&Pグローバルのロシア・サービス業PMI事業活動指数は5月の48.7から48.2に低下した。景況拡大と縮小の分岐点である50を引き続き下回った。生産は4カ月連続で減少し、新規事業も3カ月連続で減少した。企業は、顧客需要の弱さ、購買力の低下、顧客の資金繰り難を要因として挙げた。雇用は5カ月連続で減少し、企業がコスト削減を進める中で自発的な退職者の補充を行わなかったため、雇用削減のペースは過去3年半で最も速くなった。受注残も大幅に減少する一方、投入コストと販売価格のインフレはいずれも鈍化した。企業は先行き1年に対して楽観姿勢を維持したが、景況感はなお弱く、総合指数は民間部門の生産が過去3カ月で最も速いペースで縮小したことを示した。

用語解説
  • PMI: 購買担当者景気指数。企業活動を調査に基づいて示す指標。
  • composite index: 複数の民間部門の活動を合わせて示す総合指標。