W杯が6月の予測市場出来高を押し上げ、KalshiとPolymarketで過去最高

ワールドカップ関連取引により、6月の名目取引高はKalshiで310億ドル超、Polymarketで過去最高の108億ドルに達し、FIFAの7月19日のハーフタイムショーを巡る思惑もイベント契約の取引活発化に拍車をかけた。

要約

2026年FIFAワールドカップを受け、予測市場全体で活動が大きく拡大した。ユーザー集計のDune Analyticsデータとバンク・オブ・アメリカによると、6月の名目取引高はKalshiで310億ドル超、Polymarketの国際プラットフォームで過去最高の108億ドルに達したほか、Polymarketの米国向け市場は35億ドル超に増加し、新たに立ち上がったRotheraは20億ドルを処理した。Kalshiの日次取引高は大会が始まった6月11日以降、10億ドルを上回る水準を維持しており、建玉もKalshiで10億ドル超、Polymarketで4億ドル弱と高水準が続いた。取引ブームは試合結果にとどまらず、7月19日にメットライフ・スタジアムで開催されるFIFAのワールドカップ・ハーフタイムショーなどの関連市場にも広がった。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長が「超メガ級の世界的アーティスト」を示唆したことを受け、未発表の最後の出演者を巡る思惑が加熱し、予測市場ではジャスティン・ビーバーが最有力候補となった。Kalshiでビーバー関連契約は直近82セント、Polymarketでは70%となり、同市場には21万3000ドル超が賭けられていた。米国代表が月曜夜の決勝トーナメント1回戦でベルギーと対戦する準備を進める中、米国の優勝可否を巡っては、示唆確率がそれぞれ4.3%と3%にとどまるにもかかわらず、Kalshiで6400万ドル超、Polymarketで1億2200万ドルがすでに賭けられていた。

用語解説
  • 予測市場: ユーザーが将来の出来事の結果に連動する契約を売買するプラットフォーム。
  • 名目取引高: 売買された契約の総ドル額。
  • 建玉: 未決済のアクティブな契約の件数または金額。