
米国がブラジル人2人と4社に制裁を科したことで、PCCの資金洗浄ネットワークへの強制捜査の実施時期が狂わされたとされるなか、連邦警察はサンパウロで24件の令状を執行した。
ブラジル連邦警察は「オペレーション・エクスチェンジ」で、首都第一コマンド(PCC)による資金洗浄ネットワークの疑いを捜査対象とした。当局によれば、この捜査ではフロリダ州とブラジル間で、仮想通貨送金、銀行取引、現金輸送を通じて約20億ドルが移動したとされる。50人超の捜査員がサンパウロ州で一時拘束令状11件と捜索差押令状13件を執行した。ステラ・ステファニー・ヌネス・エンリケ・デ・オリベイラ容疑者は逮捕された一方、ビクトル・エンリケ・デ・オリベイラ・シマダ容疑者は逃走を続けている。警察によれば、米財務省による制裁指定を受けて捜査を前倒しせざるを得なかった。ブラジル連邦警察長官アンドレイ・ロドリゲス氏は、連携不足が捜査に打撃を与え、主要容疑者の逃走を許した可能性があると述べた。米当局は、シマダ容疑者がPCCのために仮想通貨を使って資金をブラジルへ戻し、米国の複数都市とその周辺で生じた3,000万ドル超の不正収益の洗浄を支援したと主張している。