中央銀行の金保有、100年以上ぶりの高水準

中央銀行の金保有、100年以上ぶりの高水準

世界の中央銀行は5月に41トンを購入し、2025年11月以来で最大の月間増加となった。準備資産の運用担当者がインフレ、制裁、ドルを巡る懸念を背景に分散投資を進めた。

要約

中央銀行の金保有は100年以上ぶりの高水準に達した。ワールド・ゴールド・カウンシルによると、5月の純購入量は41トンと2025年11月以来で最大の月間増加となった。5月の購入はポーランドが18トンで首位、中国が10トン、ウズベキスタンが9トン、カザフスタンが7トン、シンガポールが4トンで続いた。準備資産の運用担当者が分散投資、インフレヘッジ、制裁リスクへの備えを進める中、公的部門による金地金需要が引き続き強いことが浮き彫りとなった。

用語解説
  • 準備資産: 中央銀行が公的準備の一部として保有する資産。
  • 公的部門需要: 中央銀行やその他の公的な通貨当局による金購入を指し、長期的な市場供給や価格に影響を与え得る。
  • 金地金: 通常は金を指す現物の貴金属で、投資や準備資産として延べ棒などの標準化された形で保有される。