エヌビディア、SemiAnalysisの遅延報道を否定 ジム・クレイマー氏は株買い推奨

エヌビディア、SemiAnalysisの遅延報道を否定 ジム・クレイマー氏は株買い推奨

エヌビディアは、SemiAnalysisがRubin Ultra向けの次世代Kyberアーキテクチャやラックシステムの遅延可能性を指摘した後も、AIロードマップは維持されていると表明した。一方、ジム・クレイマー氏は最近の株価下落は行き過ぎだったとし、AIインフラにおけるエヌビディアの中核的役割を強調した。

ファクトチェック
発端となったSemiAnalysisのXスレッドは、あらゆる要素を直接確認している。すなわち、Kyber NVL144はPCBミッドプレーンの製造性に関する課題により12カ月超遅れて2028年にずれ込み、NVL72x2の背面合わせラックアーキテクチャは中止された。CNBCも同内容を独自に報じており、この後退がAMDとGoogleに高性能AIインフラ市場への参入余地を開く可能性があるとの見方も伝えている。CryptoBriefingも、遅延とその原因がミッドプレーンにある点を裏付けている。一次情報と二次情報はすべて整合しており、相違はない。
要約

エヌビディアはAIチップのロードマップが予定通り進んでいるとし、SemiAnalysisの報告を否定した。同報告は、Rubin Ultraシステム向け次世代Kyberアーキテクチャが12カ月超遅れて2028年にずれ込む可能性があり、関連するNVL72x2ラック設計が顧客の反発を受けて中止されたと主張していた。この報道を受け、イビデン、建滔積層板、サムスン電機などエヌビディア関連サプライヤーの株価が下落した。7月7日にはCNBCのコメンテーター、ジム・クレイマー氏が、最近の株売りは行き過ぎに見えると述べ、エヌビディアの予想PERが今年の低水準近辺にあると指摘したうえで、自社製AIチップを開発する企業であっても、中国のDeepSeekを含め、依然としてエヌビディア技術への依存が大きいと論じた。

用語解説
  • Rubin Ultra: 先進的なAIコンピューティングシステム向けの、エヌビディアの次世代GPUプラットフォーム。
  • rack-scale: サーバーラック全体を統合された単一のコンピューティングシステムとして設計する手法。
  • forward P/E: 将来予想利益に基づく株価収益率(PER)。