CLARITY法、7月4日の目標達成ならず トランプ大統領の仮想通貨開示が倫理論争を激化

CLARITY法、7月4日の目標達成ならず トランプ大統領の仮想通貨開示が倫理論争を激化

上院が7月4日の目標を逃したことで焦点は8月6日に移った。休会中も未解決の問題が残る中、法執行機関の書簡も交渉への圧力を強めている。

TRUMP

要約

米国の主要な仮想通貨市場構造法案であるCLARITY法は、ホワイトハウスの仮想通貨顧問パトリック・ウィット氏が此前に示していた7月4日の成立目標を達成できず、未解決の問題を巡る進展が公に具体化しないまま上院議員が休会に入ったことで、焦点は8月6日に移っている。下院は2025年7月に同法案を294対134で可決し、上院銀行委員会は5月14日に15対9で可決した。法案は6月1日に一般命令として上院立法日程に掲載され、より新しい報道では上院農業委員会のマークアップも通過したとされた。支持派は依然として60票を確保する必要があり、少なくとも民主党の上院議員7人が共和党に加わる必要がある公算が大きい。 交渉の中心は、トランプ大統領とその一族の仮想通貨事業益に関連する倫理条項にある。開示資料では、2025年の仮想通貨関連収入が約14億ドルに達し、仮想通貨保有額も1億ドル超であることが示された。エリザベス・ウォーレン氏、ルーベン・ガレゴ氏、アダム・シフ氏ら民主党議員は制限措置を求めている一方、ホワイトハウスは利益相反を否定し、規則を設けるなら特定の公職者だけを狙い撃ちにするのではなく、広く適用すべきだと主張している。記者エレノア・テレット氏は、上院議員が夏季休会の第2週に入る中でも残る争点について公に確認できる具体的進展はないと伝えた。また、2つの法執行団体からの書簡も交渉で注目を集めている。

用語解説
  • CLARITY法: デジタル資産が証券規制と商品規制のどちらに該当するかの判断を明確にすることを目的とした、米国の仮想通貨市場構造法案。
  • 討論終結要件: 上院で大半の法案について討論を打ち切り、最終採決に進むために必要な60票の要件。
  • 仮想通貨市場構造: デジタル資産市場、トークン、関連企業がどのように監督されるかを定める法的・規制上の枠組み。