米雇用者数の弱い内容を受けて利上げ期待が後退し、金は2週間ぶり高値圏で推移した。一方、ドルも同じ金利見通しの変化を背景に2週間ぶり安値圏で推移し、投資家はFRBの6月会合議事要旨を待っている。
金相場は週明けの取引で2週間ぶり高値圏で落ち着いた。市場予想を下回る米雇用統計を受け、米連邦準備制度による追加利上げ観測が後退したためである。同じ金利見通しの変化を背景に、米ドルも2週間ぶり安値圏で推移した。金現物は日本時間0028 GMT時点で1オンス当たり4175.02ドル、8月限の米金先物は1.5%高の4186.80ドルとなった。金は先週、2%超上昇していた。木曜日発表のデータでは、6月の米雇用者数の伸びが大きく鈍化し、過去2カ月分の雇用者数も下方修正された。CME (Chicago Mercantile Exchange) FedWatchツールによると、これを受けてトレーダーは9月利上げの確率を60%超から約55%へ引き下げた。投資家は今後の政策見通しを探るため、水曜日公表のFRBの6月16-17日会合議事要旨に注目している。