ルピーは火曜日、アジア通貨全般の上昇を背景にやや強含みで始まるとみられるが、輸入企業の需要や裁定取引に絡むフロー、米連邦準備制度の見通しが重しとなり、基調は弱まっているとトレーダーは指摘している。
インドルピーは火曜日、95.3950で前日を終えた後、95.34-95.38のレンジでやや高く始まる見通しである。大半のアジア通貨の上昇と、米6月雇用統計が予想を下回ったことを受けたドル軟化が支援材料となっている。ただ、トレーダーによると、過去6営業日で1%以上下落し、月曜日には約1カ月ぶりに95.50近辺まで下げたことで、通貨の地合いは著しく悪化している。 原油安とインド準備銀行によるドル流入促進策に支えられ、1ドル=94ルピー方向まで進んでいた直近の回復は、すでに一巡したようである。市場参加者によると、通常の輸入企業によるドル需要に加え、米連邦準備制度が年内になお利上げする可能性への見方、オフショアの受渡不能先物と国内市場の乖離に絡む裁定フローが、ルピーの上値を抑えている。 直近のドル指数の反落からルピーが十分な恩恵を受けられていないことも、懸念を強めている。トレーダーは、さらなる下落を抑えるためにルピーがインド準備銀行の支援を当てにするとみている。中銀は複数の水準でドル売りを実施しており、月曜日の取引では95.50近辺で国営銀行を通じて介入した可能性がある。投資家はまた、米金利見通しの追加シグナルを得るため、水曜日に公表される米連邦準備制度の6月16-17日会合議事要旨にも注目している。