
Summer.fiのインシデント分析によると、攻撃者は旧評価額が付いたトークンに連動するNAV計算を悪用し、1回のアトミックトランザクションでLazy Summer Protocolの2つのUSDC保管庫を操作した。問題はコードのバグではなく、廃止プロセスの不備だったとしている。
Summer.fiは、7月6日に攻撃者が1回のアトミックトランザクションでLazy Summer Protocolの2つのUSDC保管庫のシェア価格を操作し、預託者から約604万ドルを引き出したと明らかにした。インシデント分析によると、この攻撃は旧評価額を持つトークンが、一時停止中ではあるものの完全には削除されていないSilo Arkに寄付された後のNAV計算を標的とし、総資産を約9.5%押し上げた。Summer.fiは今回の事案について、スマートコントラクトのコードバグではなく、廃止プロセス上の不備だと説明した。今回の開示は、フラッシュローンを使った価格操作とFleet Commanderコントラクトの資産計上ロジックの欠陥により、攻撃者が正当に預け入れた額を上回る償還を可能にし、約600万ドルが盗まれたと推計していたオンチェーンセキュリティ企業の先行調査に詳細を加える内容である。Summer.fiはすでに全てのLazy Summer保管庫を停止し、全ネットワークで預入上限をゼロに設定した上で、事案を評価している間はプロトコルに接触しないよう利用者に呼びかけていた。