同社は米国での新規上場で1779万株の新株売却を計画しており、投資家がAIインフラ関連エクスポージャーへの需要を見極める中、外国企業による上場として最大級の案件となる可能性がある。
SKハイニックスは、約290億ドル規模のナスダック上場に向けて前進している。人工知能インフラへの投資家需要が引き続き強い中、韓国のメモリーチップ大手は米国で資本を調達する構えである。同社は6月24日にSEC(証券取引委員会)へF-1を提出し、米国預託証券として最大1779万株の新株を発行する計画で、これは総株式の約2.5%に相当する。 ブックビルディングは7月6日に開始予定で、最終価格は7月9日に決定、ティッカーシンボル「SKHY」での取引は7月10日に始まる見通しである。同社は韓国取引所でティッカー「000660.KS」の上場を維持するため、今回のナスダック取引は本国市場からの移転ではなく重複上場となる。 調達資金は能力増強に充てられ、龍仁半導体クラスターの建設やAI向けメモリー生産設備の購入が含まれる。今回の案件は、2019年のサウジアラムコによる256億ドルのIPOを上回り、外国企業による米国上場として過去最大級に入る見込みである。 この案件は、エヌビディアやAMD以外のAIインフラ企業に対する米国投資家の需要を測る試金石として注目されている。SKハイニックスはAIアクセラレーターの重要部品である広帯域メモリーの最大手供給企業であり、同社の積極投資はサムスン電子やマイクロン・テクノロジーなど他のメモリーメーカーとの競争を激化させる可能性がある。SKハイニックス株に連動するデリバティブは仮想通貨プラットフォームにも登場しており、ブロックチェーン基盤の市場で伝統的株式のトークン化版を提供する動きの広がりを映している。