米ドル高が地金相場の重荷となる中、金は1オンス4,141.26ドルに下落した。一方、JPモルガンは需要の軟化と実質金利への感応度上昇を理由に、従来の約6,000ドル予想を引き下げた。
JPモルガンは、2026年10-12月の金価格見通しを約25%引き下げ、従来の約6,000ドルから1オンス4,500ドルとした。長期的には強気姿勢を維持するものの、短期的にはより慎重な見方を反映した。銀行は、主要な買い手部門からの需要鈍化と実質金利変動に対する感応度の高まりにより、今年後半の金相場はレンジ内での推移が続く可能性があると指摘し、今年7-9月の平均価格を1オンス4,300ドルと予想した。市場では、米ドルが0.3%上昇したことを受けてスポット金が0.58%安の1オンス4,141.26ドルとなった。ただ、6月の雇用統計で雇用の伸び鈍化と非農業部門雇用者数の下方改定が示され、米連邦準備制度による早期利上げ観測が和らいだため、下げ幅は限定的だった。