
シティはLondon Precious Metals Clearing Limitedの5番目の清算メンバーとなり、ロンドンの地金インフラに新たな参加者が加わる中、直接決済へのアクセスとヒースロー近郊の保管能力を追加した。
シティはLondon Precious Metals Clearing Limited(LPMCL)に5番目の清算メンバーとして加わり、約10年ぶりに同ネットワークへ新規参入した。これにより、ロンドン地金市場の中核にある決済インフラで直接的な役割を担うことになる。LPMCLは、1日の取引高が約1600億ドルと推定される貴金属市場において、日量2000万オンス超の金のネット決済を処理している。 同行は清算業務を支えるため、物理的インフラも整備している。これには、Malca-Amitと共同で設立するヒースロー空港近郊の保管庫が含まれ、金の決済サービスを支援する。シティの参入は、2018年に始まった、参加規則の明確化と清算グループの新規メンバー受け入れ拡大を目的とするガバナンス改革に続く動きである。 この動きはデジタル資産市場にとっても重要となる可能性がある。LBMA承認を受けたロンドンの保管庫は、Paxos Goldやテザー(USDT) Goldを含む一部の金連動トークンの裏付け基盤となっているためだ。投資家は今後、シティのヒースロー周辺の保管庫運営がLBMA Good Deliveryの承認を取得するかどうかを注視するとみられる。承認を得れば、トークン化された金商品の裏付けとなる金属を保管する適格性を持つことになる。