
今回の発表には、欧州認証の進展、サイバーセキュリティ協力、地域密着型サービスやコンプライアンス対応、ユーティリティ規模BESSプロジェクト遂行に向けたパートナーネットワーク拡充が含まれる。
SINEXCELはミュンヘンで開催されたIntersolar Europe 2026でStellaON 1250K/1575K PCSを発表した。欧州で進化する系統安定性、環境耐性、ライフサイクル経済性への要件に対応するユーティリティ規模の電力変換システムとして位置付けるとともに、現地のコンプライアンス対応とサービス体制も拡充した。 同社によると、このシステムはInfineon EconoDUAL 3パワーモジュールを統合し、55°Cでの連続フルパワー運転に対応し、全負荷効率98.5%を実現する。StellaONはユーティリティ規模用途向けのグリッドフォーミング機能も備えており、再生可能エネルギー比率の高い電力システムへの欧州の移行を支援する狙いがあるとしている。 製品発表とあわせて、SINEXCELはStellaONがTÜV SÜDとともに欧州の主要な系統・安全認証を取得したと発表した。両社はまた、市場がEUサイバー・レジリエンス法およびNIS2要件への対応を進める中、サイバーセキュリティを軸とする戦略的合意を締結した。別途、TÜV NORDはSINEXCELの1725 kW PCSに対し、ポーランドのグリッドコード適合認証を付与し、同社の欧州における規制対応範囲を広げた。 SINEXCELはまた、プロジェクト遂行とライフサイクルサービスを支援することを目的とした一連の提携を通じて、欧州の事業ネットワークを拡大した。Eco Service GmbHは欧州全域で技術保守とスペアパーツ支援を提供し、Sagacity International Hk Limitedはスロバキアとドイツで専用保守体制を構築する。プロジェクト遂行面では、SINEXCELはチェコのBESS組立工場兼インテグレーターとされるテスラ Energy Holdingと契約を締結し、InterConti Trading s.r.o.およびNota Energyとの戦略提携も加え、PCS技術とシステム統合能力を組み合わせる。 今回の更新は、SINEXCELが先に展開していたStellaONの導入拡大に続くものである。同社によると、2026年上期に500 MW超の受注を確保した後、すでに欧州、アジア太平洋、アフリカの15件超のプロジェクトで導入が進んでいる。