リップルがルクセンブルクでMiCA仮想通貨ライセンス取得、EEA30市場を対象

リップルがルクセンブルクでMiCA仮想通貨ライセンス取得、EEA30市場を対象

ルクセンブルクでCASPの完全認可を得たことで、リップルの欧州決済事業拡大が後押しされた。一方、XRP現物ETFへの資金流入は8週連続となり、トレーダーは1.12ドル付近の支持線を注視している。

XRP
RLUSD

要約

リップルは、ルクセンブルクの金融監督委員会(Commission de Surveillance du Secteur Financier)から、EUの仮想通貨市場規則(MiCA)に基づく暗号資産サービスプロバイダー(CASP)としての完全認可を取得したと発表した。これにより、同社はMiCAのパスポーティング制度を通じて、欧州経済領域(EEA)30カ国すべてで規制下の暗号資産サービスを提供できるようになる。今回の認可は6月の初期MiCA承認に続くもので、既存の電子マネー免許と合わせ、域内全体での規制準拠の仮想通貨決済サービスを支える。リップルによれば、この枠組みは銀行、金融機関、企業向けのクロスボーダー決済事業の拡大を後押しするとともに、XRPベースの決済商品やステーブルコイン「RLUSD」の欧州での採用促進にもつながる。規制面でのこの進展は、XRP現物上場投資信託への純流入が8週連続に伸びたタイミングで明らかになった。SoSoValueによると、累計純流入額は14億9000万ドル、運用資産残高は約10億5000万ドルに達した。XRPは火曜日に1.13ドル前後で取引され、24時間で1.1%下落したものの、週間では約9%上昇しており、市場参加者は1.12ドル付近のテクニカルな支持線と1.15〜1.18ドル近辺の抵抗線を見極めている。

用語解説
  • MiCA: 暗号資産および関連サービス提供者を対象とする欧州連合(EU)の規制枠組み。
  • Crypto-Asset Service Provider: EUのMiCA制度の下で、規制対象の暗号資産サービスを提供する認可を受けた企業。
  • passporting: EEA域内の1カ国でライセンスを取得した企業が、各国ごとの個別承認なしに域内全体で対象サービスを提供できる仕組み。