
ゲーム事業の不振を受け、Xboxのアシャ・シャルマ最高経営責任者(CEO)は事業の軸足を中核であるコンソール事業に戻している。3200人の人員削減と4つのスタジオ売却が同部門を再編する。
マイクロソフトは約4800人を削減し、このうちXboxが約3200人を占める。これはゲーム部門の人員のおよそ20%に相当する。2月に就任したXboxのアシャ・シャルマCEOは、マイクロソフトでAI部門の幹部を2年間務めた後に現職に就いた。ゲーム収益の悪化と同業他社に比べて低い利益率を受け、今回の再編を通じて事業をコンソール中心に立て直している。 マイクロソフトの最新決算では、四半期のゲーム売上高は7%減少した。内訳はXboxハードウエア売上高が33%減、Xboxコンテンツ・サービス売上高が5%減である。シャルマ氏は、従来の「Xbox everywhere」戦略の下で事業の裾野を広げすぎたと述べた。この戦略ではブランドをコンソール以外、例えばモバイル分野にも拡張していたが、コンソールは依然として事業の80%を占める。現在は経営資源をその中核に再配分しており、Candy CrushとMinecraftを手がけるスタジオは同氏に直接レポートする体制となる。 今回の見直しでは4つのスタジオ売却に加え、ヘレン・チャン氏をXbox初の最高執行責任者(COO)に起用する。シャルマ氏は従業員に対し、Xboxの営業利益率は比較対象となる事業の3分の1から10分の1にとどまると説明しており、同部門がマイクロソフト売上高の6%しか占めないにもかかわらず、同社がゲーム戦略を引き締める理由を浮き彫りにしている。