マイクロソフトが4800人削減、Xboxは人員の20%を整理

マイクロソフトが4800人削減、Xboxは人員の20%を整理

ゲーム事業の不振を受け、Xboxのアシャ・シャルマ最高経営責任者(CEO)は事業の軸足を中核であるコンソール事業に戻している。3200人の人員削減と4つのスタジオ売却が同部門を再編する。

ファクトチェック
すべての具体的な主張は、一次の公式情報源で確認されている。マイクロソフトの公式ブログ記事「The latest in our company transformation」では、主にCommercial部門とXbox部門で約4,800人分の役割削減(従業員全体の2.1%)を実施し、ゲームスタジオ4社が移行することを確認している。Xbox Wireの公式投稿「Resetting XBOX」では、2027年度通期にわたり約3,200人の役割削減、4スタジオ(Compulsion Games、Double Fine、Ninja Theory、Undead Labs)の分離・新たな所有体制への移行、さらにArkaneの経営陣が戦略的選択肢に関する協議を開始することを確認している。CNBCもこれらの数値と詳細を独自に裏付けている。
要約

マイクロソフトは約4800人を削減し、このうちXboxが約3200人を占める。これはゲーム部門の人員のおよそ20%に相当する。2月に就任したXboxのアシャ・シャルマCEOは、マイクロソフトでAI部門の幹部を2年間務めた後に現職に就いた。ゲーム収益の悪化と同業他社に比べて低い利益率を受け、今回の再編を通じて事業をコンソール中心に立て直している。 マイクロソフトの最新決算では、四半期のゲーム売上高は7%減少した。内訳はXboxハードウエア売上高が33%減、Xboxコンテンツ・サービス売上高が5%減である。シャルマ氏は、従来の「Xbox everywhere」戦略の下で事業の裾野を広げすぎたと述べた。この戦略ではブランドをコンソール以外、例えばモバイル分野にも拡張していたが、コンソールは依然として事業の80%を占める。現在は経営資源をその中核に再配分しており、Candy CrushとMinecraftを手がけるスタジオは同氏に直接レポートする体制となる。 今回の見直しでは4つのスタジオ売却に加え、ヘレン・チャン氏をXbox初の最高執行責任者(COO)に起用する。シャルマ氏は従業員に対し、Xboxの営業利益率は比較対象となる事業の3分の1から10分の1にとどまると説明しており、同部門がマイクロソフト売上高の6%しか占めないにもかかわらず、同社がゲーム戦略を引き締める理由を浮き彫りにしている。

用語解説
  • 営業利益率: 事業が営業コストを差し引いた後、売上高からどれだけ利益を確保しているかを示す指標。
  • 事業売却: 経営資源の集中や効率向上のため、事業部門や資産を売却または分離すること。
  • Xbox everywhere: Xboxブランドをコンソール以外のモバイルなど他のプラットフォームにも広げることを狙った戦略。