
チャールズ・シュワブのジム・フェライオリ氏は、ストラテジーの配当引き上げ、自社株買い、ビットコイン売却の容認がSTRCを巡る懸念の安定化に寄与したと述べた。一方で、評価倍率の低下が今後の買い増し余力をなお制約し得ると指摘した。
チャールズ・シュワブのジム・フェライオリ氏によると、ビットコインが6万ドル近辺で推移するなかでもストラテジーには引き続き圧力がかかっているが、最近の資本施策によって同社は時間を稼いだ。市場の反応は、資金繰り逼迫や連鎖的な清算への懸念を和らげる措置を支持する内容だったという。企業として最大のビットコイン保有者であるストラテジーは、変動金利型のSTRCを含む優先株に大きく依存してきた。STRCは額面100ドルから70ドル近辺まで下落した後、同社がSTRC配当を12%に引き上げ、20億ドルの自社株買いを承認し、さらなるビットコイン売却の可能性を示したことで反発した。フェライオリ氏は、長年の「決して売らない」姿勢から、より戦略的なビットコイン売却への転換にはもっともな批判があると述べ、評価倍率の低下によってストラテジーが下半期に株式を発行してビットコインを追加購入する能力が弱まる可能性があると警告した。また、ビットコインは引き続きモメンタム主導で低相関の資産であり、ハイテク株やドルとの伝統的な関係性は今年に入り信頼性が低下していると指摘。円キャリートレードの巻き戻しはリスク資産の逆風となり得るが、ビットコインにとって当面の最大懸念ではないとした。