
トランプ大統領はトルコへのCAATSA制裁を解除すると述べ、F-35への再アクセス回復も示唆したが、いずれの措置も発効には法的・議会面の障害が残る。
ドナルド・トランプ米大統領は、アンカラでトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会談し、トルコに対するCAATSA制裁を解除すると述べるとともに、同国がF-35戦闘機計画へのアクセスを取り戻す可能性を示した。これは米国とトルコの防衛関係が再調整に向かう可能性を示すものだ。制裁は、トルコがロシア製S-400防空システムを導入したことを受け、2020年12月14日に発動された。これによりトルコは、同法に基づき制裁を科された初のNATO加盟国となった。措置はトルコ国防産業庁と同庁長官のイスマイル・デミル博士を対象とし、輸出禁止、資産凍結、査証制限が含まれたほか、トルコはF-35共同事業体から除外され、生産面での役割と機体発注の双方を失った。トランプ大統領の「制裁は解除する」との発言は、なお正式命令ではなく意向表明の段階にとどまる。実際の撤回にはCAATSAの要件を満たす必要があり、特にS-400が現在もトルコ国内に残る中、議会の厳しい審査に直面する可能性が高い。この動きは、トルコによる米国の防衛技術へのアクセスや、西側金融機関が利用する資金決済チャネルへの制約を和らげる可能性があるが、仮想通貨市場や個別トークンへの具体的な影響は報告されていない。