インドのトレント株、第1四半期売上高が予想未達で11%超急落

タタ・グループ傘下の小売企業は第1四半期の売上高が前年同期比19%増となったが、シティの予想である23%を下回り、店舗生産性や競争、拡大リスクへの懸念が強まった。

要約

インドのトレント株は火曜日、一部市場予想を下回る第1四半期の単体売上高を発表したことを受け、11%超下落した。6月終了四半期の売上高は566.6億ルピー(5億9500万ドル)と前年同期比19%増だった。一方、シティは23%の成長を見込んでいたとして、同社株に慎重な見方を維持した。弱い売場面積当たり売上高の推移や競争激化、カニバリゼーション、小都市への出店拡大を主要な懸念材料に挙げた。主にインドでWestsideとZudioの店舗を展開するトレントの店舗数は、6月末時点で1,312店だった。今回の売りにもかかわらず、同社株は年初来でなお4.3%上昇しており、ほぼ8%下落したSENSEX指数を上回っている。

用語解説
  • 単体売上高: 子会社や連結対象となる他の事業体の寄与を含まず、当該企業自身が計上した売上高。
  • 売場面積当たり売上高: 店舗の販売面積に対してどれだけの売上高を生み出しているかを測る、小売業の生産性指標。
  • カニバリゼーション: 新規店舗や新製品が純増効果をもたらすのではなく、既存店舗や既存製品の売上を奪う状況。