
イランは米国の脅しの下では交渉を開始しないとして協議を停止した。一方でその後、トランプ大統領はイランから連絡があり合意を望んでいると主張し、市場はリスク回避の売りから米株先物の持ち直しへと揺れ動いた。
イランは米国との交渉について、脅しの下では開始しないとして協議を停止した。一方、ドナルド・トランプ大統領は一時、米・イラン合意は「終わった」と述べ、その後にはイランから連絡があり「彼らはどうしても合意したがっている」と語った。食い違うシグナルにより外交見通しは不透明となっており、交渉再開のプロセスに関する確認済みの詳細は出ていない。 市場は当初、新たな米国の対イラン攻撃と地域全体への緊張拡大懸念を受け、原油高と株式・仮想通貨安を伴う広範なリスク回避に傾いた。その後、トランプ大統領のイラン側からの接触に関する発言を受けて米株先物はプラス圏に転じ、投資家が緊張緩和の兆候の可能性と受け止めたことを示唆したが、ホルムズ海峡周辺の供給混乱懸念から原油価格は高止まりした。