同社は第2四半期の複数の事業指標レンジを絞り込み、運転資本について商品価格の前例のない変動性を指摘したほか、統合ガス部門のTrading & Optimisationが2026年Q1を大幅に上回るとの見通しを示した。
シェルは2026年7月30日に予定する決算発表を前に、2026年第2四半期の見通しを更新した。中東紛争がカタールの生産量に与える影響、統合ガス部門で予想されるTrading & Optimisationの改善、商品市場全般で続く変動性を強調した。 統合ガス部門では、生産量見通しを2026年Q1の909 kboe/dに対し610 - 650 kboe/dとした。LNG液化量は7.4 - 7.8 MTを見込む。アップストリームの生産量見通しは1,750 - 1,850 kboe/d、マーケティングの販売量は2,550 - 2,650 kb/d、ケミカルズ・アンド・プロダクツの製油所稼働率は約100%、化学品稼働率は80% - 84%とした。 同社は指標ベースの精製マージンを約20ドル/バレル、同化学品マージンを約240ドル/トンとした一方、市場の混乱を受け、実現した精製・化学品マージンは算出上のIRM / ICMを下回ると説明した。グループの運転資本は商品価格の前例のない変動性の影響を反映し、10億ドルから60億ドルになる見通し。税金支払いは26億ドルから34億ドル、金融デリバティブ商品の変動は-10億ドルから40億ドルを見込む。 部門別では、マーケティングの調整後利益は2026年Q1並み、ケミカルズ・アンド・プロダクツのTrading & Optimisationも2026年Q1並みを見込む。再生可能エネルギー・エネルギーソリューションズの調整後利益は-3億ドルから3億ドル、コーポレートは-7億ドルから-5億ドルの見通しである。シェルは、Vara Researchが管理する同社集計のコンセンサスが2026年7月22日に公表される予定だとし、中東情勢の継続を踏まえ、通期の価格・マージン感応度は必ずしも単一四半期の実現マージンの動きを反映しないと付け加えた。