中国のDeepSeek、独自AIチップを開発

中国のDeepSeek、独自AIチップを開発

報道されたこの動きは、チップ設計エンジニアの採用を強化し、同プロジェクトに向けてサプライチェーン面での提携を模索する中で、DeepSeekがAIモデルの枠を超えて半導体設計に進出することを意味する。

ファクトチェック
ロイターの独自報道は、この主張のあらゆる要素を直接裏付けている。すなわち、DeepSeekが独自のAIチップを開発していること(推論向け)、半導体設計に事業を拡大していること、チップ設計エンジニアを採用していること、さらにサプライチェーン上の提携(チップ設計、ファウンドリー、メモリー)を模索していることだ。台北タイムズも同じ詳細を独自に裏付けている。報道はこの件に詳しい3人の関係者に基づくもので、DeepSeek自身は確認していないため、確度は高いが断定はできない。これに反する証拠は見当たらなかった。
    参考12
要約

中国のDeepSeekが独自のAIチップを開発しており、この取り組みに向けて最近はチップ設計エンジニアの採用を強化していることが、関係者への取材で分かった。プロジェクトは約1年前に始まり、学習済みモデルを実社会で稼働させるAI導入の工程である推論段階に重点を置いている。関係者によると、DeepSeekはチップ設計、ファウンドリー、メモリー各社との提携についても協議しており、独自プロセッサーを市場投入するために必要なサプライチェーンの構築を進めている可能性がある。今回の動きは、DeepSeekが半導体設計への関与を一段と深めていることを示唆する。独自チップは、演算コストの管理、性能向上、エヌビディアや華為技術(Huawei)といった外部供給先への依存低減に資するため、AI開発企業にとって戦略的な分野である。

用語解説
  • AIチップ: 人工知能のワークロード向けに設計された半導体
  • AIの推論段階: 学習済みAIモデルを実際の利用環境で稼働させ、出力を生成する段階
  • ファウンドリー: 他社が設計したチップを製造する企業