
今回の資金調達は、EDXが機関投資家向け現物、無期限先物、クリアリング、決済事業を拡大する後押しとなる。新たな商品投入、グローバル展開、ステーブルコイン連動の市場インフラ強化に充てる。
EDX Marketsは、SBIホールディングスが主導する76億ドルのシリーズC資金調達を完了したと発表した。機関投資家の需要が、規制に準拠した仮想通貨取引インフラを引き続き下支えするなかで、新たな資本を確保した。調達資金は、取引、クリアリング、決済サービスの拡充、商品開発の加速、世界的な事業拡大に充てるとしている。 EDXは、機関投資家専用の仮想通貨市場と中央清算機関を運営するほか、米国特化の現物取引所と、適格な米国外の機関投資家向けにシンガポール拠点の無期限先物取引所も展開している。今回の調達は、最近の商品拡充に続くものだ。5月にはRipple PrimeがEDX MarketsおよびEDXM Internationalと統合し、機関投資家は単一のプライムブローカレッジの枠組みを通じて現物と無期限先物の流動性にアクセスできるようになった。この取り組みにより、RLUSDは決済および担保での活用が計画され、取引所、証拠金、ステーブルコインベースの決済をより緊密に結び付ける広範な動きを浮き彫りにした。 同社はまた、crypto-as-a-service製品「EDX FlowConnect」を立ち上げ、通貨監督庁に対して、カストディ、クリアリング、決済、リスク管理を担う全米信託銀行構想「EDX Trust」の設立を申請した。SBIは、この投資が、JPYSCに加え、米ドル連動ステーブルコインのRLUSDおよびUSDCを含む、規制準拠のデジタル資産インフラ強化という同社の広範な戦略に合致すると説明した。EDXのトニー・アクーニャ=ローター最高経営責任者(CEO)は、SBIを「戦略的パートナーとして迎え入れられることをうれしく思う」と述べ、SBIホールディングスの北尾吉孝会長兼CEOは、EDXを機関投資家向けデジタル資産インフラのための「規制準拠プラットフォーム」と評した。