カナダ、新たな防衛銀行構想に9カ国支持、1000億ポンド規模を目指す

カナダは、アルバニア、ベルギー、ギリシャ、ラトビア、ルクセンブルク、ルーマニア、トルコ、ウクライナが「防衛・安全保障・強靱化銀行」構想の推進に加わったと発表し、2027年の発足に向けて各国内での批准を目指すとした。

要約

提案中の「防衛・安全保障・強靱化銀行」には9カ国が参加を確約した。カナダは、アンカラで開かれたNATO首脳会議で、アルバニア、ベルギー、ギリシャ、ラトビア、ルクセンブルク、ルーマニア、トルコ、ウクライナが支持を表明したと明らかにした。カナダを拠点とするこの多国間融資機関は、防衛プロジェクト向けの低コスト資金として最大1000億ポンド(1340億ドル)を調達し、産業拡大を支援するとともに、防衛企業を支援する民間銀行に融資保証を提供することを目指す。提携国には、2027年の発足を目標に、各国内で計画を批准するよう求められている。この構想は、ウクライナでのロシアの戦争、より広範なロシアとの緊張、中国の軍備拡張への懸念を背景に軍事支出が増加する中、同盟国や防衛メーカーがより低コストで資本にアクセスできるよう支援することを目的とする。カナダは、調達コストの引き下げに向けて同行がトリプルA格付けの取得を目指していると説明したが、当初の加盟国リストにはカナダ以外の主要なG7諸国は含まれていない。英国とドイツもこれまで距離を置いており、英国のレイチェル・リーブス財務相が先月、この計画でカナダと「緊密に連携している」と述べたものの、資金面での発射力を制約する可能性がある。

用語解説
  • トリプルA格付け: 一般的な信用格付けの中で最上位の評価であり、債券市場でより低コストで借り入れる助けとなる。
  • 融資保証: 借り手が債務不履行に陥った場合の返済をカバーし、貸し手のリスクを軽減する約束。
  • 防衛産業基盤: 軍事装備や関連システムを生産する企業群と生産能力のネットワーク。