
TACは、ハッキングやインサイダー売りではなく無期限先物市場での清算連鎖が暴落の原因だと説明したが、オンチェーンアナリストのEmberは、18のウォレットがトークンをBNBチェーンにブリッジして売却したことが下落につながったと指摘した。
TAC Protocolのトークンは、1回の取引セッションで価値の約90%を失った後も下落圧力が続いた。プロジェクト側は、この値動きについてハッキングやインサイダー売りではなく、無期限先物市場における清算連鎖が原因だと説明している。TACは7月8日の声明で、プロトコルは設計通りに稼働しており、オンチェーン資産は引き続き安全で、チームおよび初期投資家の保有分はベスティングロック下にあるため移動していないと述べた。これに対し、オンチェーンアナリストのEmberCNはこの説明に異を唱え、18のウォレットが約3億7200万TACをTACチェーンからBNBチェーンにブリッジし、178万USD1で売却したことで、価格は約0.05ドルから0.0045ドルへと約91%下落したと主張した。DefiLlamaによると、6月末時点で約0.065ドルだったTACは足元で0.0026ドル近辺で推移し、約96%下落している。時価総額は1222万ドル超、TACチェーン上の預かり資産総額(TVL)は約127万ドルである。今回の売りは、1日で82%下落した局面や、流出した280万ドルのうち約90%が返還された後にホワイトハット事案へ再分類された5月11日のブリッジ攻撃など、同プロジェクトを巡る過去の混乱に続くものである。