ロシア貯蓄銀行(Sberbank)、12月1日に仮想通貨ウォレット開始へ

計画中のウォレットとデジタル保管サービスにより、ロシアの新たな規則の下で、ロシア貯蓄銀行(Sberbank)のアプリ内で合法的な仮想通貨アクセスが可能になる可能性がある。一方で、取引はカストディ、利用制限、コンプライアンスと結び付けられ、国内での仮想通貨決済は禁止されたままとなる。

要約

ロシア貯蓄銀行(Sberbank)は12月1日までに、Sberbank OnlineとSberInvestmentsに仮想通貨ウォレットとデジタル保管サービスを追加する計画である。これは、ロシアが監督下にある銀行インフラを通じて合法的なデジタル資産活動をどのように取り込もうとしているかを示す動きとなる可能性がある。導入は引き続き、ロシアのデジタル通貨法の最終文言と関連規則に左右される。法案は9月1日に施行され、施行細則は早ければ11月初旬までに整う見込みである。 ロシア中銀の現行案では、国内での仮想通貨決済禁止を維持したまま、デジタル通貨とステーブルコインの売買を認める。市場参加については段階的なアクセスモデルを設け、非適格投資家はテストに合格したうえで、単一の仲介業者を通じ年間300,000ルーブルの上限内で取引しなければならない一方、適格投資家には匿名性の高い仮想通貨を除き、より広いアクセスが認められる。 12月の開始時期が報じられたことは、ロシアの合法的な仮想通貨市場が自由市場としてではなく、厳格に管理されたオンランプとして開かれる可能性を示している。国有銀行によるカストディ、取引上限、コンプライアンス審査がアクセスの中核となる見通しである。ロシア貯蓄銀行(Sberbank)はまた、ロシア居住者が海外の仮想通貨取引所で取引する際の仲介業者となれるかどうかも検討しているが、この判断は国内外の最終的な規制要件に左右される。

用語解説
  • デジタル保管サービス: 顧客に代わってデジタル資産を保有し、所有権を記録する規制対象サービス
  • ステーブルコイン: 他の資産や通貨に連動することで、価値の安定を目指して設計されたデジタルトークン
  • カストディ: 顧客のデジタル資産を安全に保管すること