アプリはiOSとAndroidの両方で利用可能となり、Signalのオープンソース暗号化とチャット内のLightning送金を組み合わせ、Cake Walletの開発チームとつながりを持つ。
Radar Chatが、エンドツーエンドで暗号化されたメッセージングとLightning Network上の自己管理型ビットコイン決済を組み合わせたモバイルアプリとして、iOSとAndroidで提供を開始した。ユーザーはチャットの会話内で直接satsを送ることができ、メッセージアプリとウォレットアプリを別々に切り替える手間の解消を目指す。 Radarは暗号化メッセージングにSignalのオープンソースプロトコルを採用しており、決済フローは写真やボイスメモを送るのと同じ感覚で機能するとチームは説明する。ユーザーがsats建てで金額を入力すると、受取人はLightning経由で即時に受け取る。同社は顧客資金や秘密鍵を保有しないとしており、カストディ型決済アプリの代替手段として位置付けている。 Radarのチームには、プライバシー分野で知られるCOOのSeth for Privacyが参加しており、200万人のユーザーを持つマルチカレンシーウォレットCake Walletと直接的なつながりを持つ。Radarはオープンソースで、広告やトラッカーを排除しており、Signalの運営を資金面で支援しているとチームは述べている。今回の立ち上げは、過去に普及に苦戦したコンセプトを再び持ち込むもので、2021年のSignalによるMobileCoin統合もその一例だが、RadarはプライベートメッセージングとビットコインのLightning Networkの組み合わせの方が、より強い訴求力を持つと見込んでいる。 この製品は政治的に敏感な領域にも踏み込む。暗号化通信と匿名性の高いビットコイン決済を組み合わせることで、Radarは複数の法域で規制当局の精査を受ける可能性がある。Cake Walletのユーザー基盤との接点は、注視すべき即時の採用指標であり、その一部でも移行すればLightningの取引量を押し上げる可能性がある。