米銀監督当局、成果重視のAML規則改正案で意見公募

この提案は、銀行に対しマネーロンダリング防止プログラムの有効性の立証を求める内容であり、その後2026年4月のFinCENによる改定案で米連邦準備制度との見解の相違が浮き彫りになった。

要約

米連邦準備制度を含む主要な銀行監督当局4機関は、銀行のマネーロンダリング防止およびテロ資金供与対策プログラムを規律する規則の改正案について、パブリックコメントを募集した。改正案は枠組みを手続き重視から成果重視へ転換するもので、銀行は書面上で適合した方針を維持するだけでなく、AMLおよびCFTの統制が実際に機能していることを示す必要がある。2020年AML法に基づくこの提案では、汚職、詐欺、国際犯罪組織、テロ資金供与を含むFinCEN (Financial Crimes Enforcement Network)の国家優先課題を織り込んだ正式なリスク評価も求められる。意見提出期限は連邦官報掲載から60日後であった。その後、2026年4月にFinCEN (Financial Crimes Enforcement Network)が公表した規則制定案の事前告知により、より広範なルール策定は分岐した。この案は2024年半ばの当初の共同提案を事実上置き換えるもので、OCC、FDIC、NCUA(米信用組合監督庁)はFinCENの更新版アプローチに足並みをそろえた一方、米連邦準備制度は並行する提案を公表しなかった。これらの変更は特定の仮想通貨トークンやデジタル資産を直接対象としていないが、認可済み決済ステーブルコイン発行体にAML/CFTおよび制裁要件を適用する予定のGENIUS法など、別個の取り組みと並行して進んでいる。

用語解説
  • AML/CFT: マネーロンダリング防止およびテロ資金供与対策に関するコンプライアンス規則。
  • FinCEN: 金融犯罪対策を担う米財務省の部局。
  • stablecoin issuers: 他の資産に価格連動するトークンを発行する企業。