
トランプ大統領がイラン停戦の覚書は「終わった」と述べたことを受け、米国の制裁強化後にイランとホルムズ海峡を巡る供給不安が再燃し、原油と株価指数先物は大きく変動した。
トランプ大統領がイランとの戦争終結に向けた了解覚書は「終わった」と述べたことを受け、原油相場は上昇基調を強め、米国株価指数先物は日中の動きで反転した。新たな攻撃、ホルムズ海峡での海運混乱、市場全体のボラティリティ拡大への懸念が再燃したためである。 今回の動きに先立ち、米財務省外国資産管理室(OFAC)は一般ライセンスXを撤回し、一般ライセンスX1に置き換えた。これにより、従来認められていたイラン産原油、石油化学製品、石油製品の取引は、7月17日の整理期限までに限られることとなった。 ブレント原油先物は一時8%高の1バレル80.09ドルまで上昇し、WTIは7.5%高の75.69ドルを付けた。一方、ナスダック100先物はそれまでの下落を埋めてプラス圏に浮上し、地政学的なヘッドラインを受けてリスクセンチメントがいかに急速に変化したかを示した。