ロバート・キヨサキ、資産論から金融崩壊本へ軸足

『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキは、『The Entropy Trap』の事前原稿を読んだことで世界金融に対する見方が変わり、信認に依存する資産がより広範なシステム転換の中で圧力にさらされる可能性があるとの警告を強めたと述べた。

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要約

ロバート・キヨサキは、ジム・リッカーズから共有されたミッキー・M・マイニ著『The Entropy Trap』の事前原稿によって、世界金融の見方が変わり、従来の前提に依拠する投資家はより大きな金融シフトの中で不意を突かれる可能性があるとの警戒感が強まったと述べた。『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者であるキヨサキは、この本が世界の金融変化がなぜ、そして何によって到来し得るのかを理解する上で目を開かせたと説明した。 キヨサキは、米国債、ETF、投資信託を含む信認に依存する資産は、既存の金融構造への信頼が揺らげば脆弱になり得ると主張した。裏付けデータは示さなかったものの、日本をすでに米国債の売却を始めた大口保有者の例として再び挙げた。この主張は実証済みの結果ではなく警告として位置付けられるとしたうえで、事情を理解する投資家は「超富裕層」になり得る一方、「古い貨幣ルール」で行動する人々は取り残されるリスクがあると述べた。 キヨサキは、自身の勉強会チームが8月にこの本のメッセージを検討する予定で、リッカーズも参加する可能性があると明らかにした。こうした発言は、米ドル、債務増加、中央銀行政策、インフレを巡る懸念を中心とした世界的な通貨システムの脆弱性に関する同氏の最近の警告と軌を一にする。これらの懸念と並行して、同氏は通貨安や市場混乱の局面での代替的な価値保存手段として、ビットコイン、金、銀を繰り返し推奨してきた。

用語解説
  • 信認に依存する資産: その価値が制度や発行体への信頼に大きく左右される金融資産。
  • ETF: 株式のように取引所で売買される上場投資信託。
  • 価値保存手段: 時間の経過に対して購買力を維持することを目的に投資家が用いる資産。