バイナンス上のETH残高の増加と約10万件の入金アドレスは売り圧力の可能性を示唆する一方、出金の増加やPolymarketの価格形成は、トレーダーの見方が回復と一段安の間で割れていることを示している。
バイナンスのイーサリアム準備金は6月下旬以降6%増加した。取引所残高の増加は売却可能なETHの増加を示すシグナルとなり得るため、トレーダーが注視している動きである。こうした警戒感は、価格が1,500ドル台へ下落した局面で一段と強まった。この際、約10万件のユニーク入金アドレスがETHをバイナンスへ送金し、過去3年で最も強い部類の取引所入金急増の一つとなった。通常、現物市場での売り圧力拡大の兆候と受け止められる。同時に出金も増加しており、一部参加者は下落局面を買い場とみていたこともうかがえる。ETHは前回レポートで1,800ドル近辺、今回の新しいレポートで1,730ドル近辺とされた。新しいレポートでは、ETHは当日約1.57%下落した一方、週間では約7%上昇したとされた。アナリストのDarkfostは市場を「完全な方向感喪失の局面」と表現し、ETHやその他のリスク資産の脆弱さを、米国とイランの緊張や2026年のFRB利上げリスクと結び付けた。Polymarketでは、2026年に2,000ドルへ反発するシナリオと1,500ドルを再び試すシナリオの双方が有力視された。