ビットコイン、米・イラン衝突後の原油反落で6.3万ドル台を回復

ビットコイン、米・イラン衝突後の原油反落で6.3万ドル台を回復

原油の下落でブレント原油が76ドルを下回り、米国債利回りも低下する中、トレーダーはセンチメントや清算動向、6万ドルのサポート帯を注視しつつ、トークンは6.2万ドル割れと一時6.15万ドル割れから持ち直した。

BTC

要約

ビットコインは木曜日、米国とイランの戦闘再燃で原油価格が上昇し、リスク資産に圧力がかかる中で6.2万ドルを割り込み、一時6.15万ドルも下回った後、6.3万ドル台を回復した。反発は、ブレント原油が1バレル76ドルを下回り、米国債利回りが低下したことを受け、仮想通貨を含む高リスク資産への選好が改善したことで起きた。市場のストレスも緩和したようで、Coinglassのデータでは木曜日のビットコインのロングとショートの清算総額は約5200万ドルとなり、前日のビットコインのロング清算額だけで6500万ドルだった水準を下回った。 回復にもかかわらず、センチメントは依然として脆弱である。仮想通貨恐怖・欲望指数は22で「極度の恐怖」圏にとどまり、1週間前の19からわずかに上昇したにすぎない。トレーダーの関心は引き続き、ビットコインの重要なサポート水準である6万ドルに向いている。値動きの意味合いを巡ってアナリストの見方は分かれた。一部は、エネルギー価格とインフレへの懸念に絡むドル高と流動性主導の一時的なショックを反映した動きだと指摘した一方、別の一部は、中立的な資金調達率とビットコインの素早い反発を、固定供給という長期的な投資論を支える材料とみた。こうした長期見通しは確定した結果ではなく、あくまでアナリストの見解として示された。

用語解説
  • ホルムズ海峡: 世界の原油供給のおよそ5分の1が通過する戦略的な石油輸送の要衝。
  • 仮想通貨恐怖・欲望指数: 仮想通貨市場の投資家心理を示す指標。
  • 資金調達率: 先物トレーダー間で定期的に支払われる費用で、レバレッジや市場のポジショニングを示すことがある。