マイケル・コーツがソラナ財団の最高情報セキュリティ責任者に就任、エコシステム全体の防衛体制を強化

ソラナ財団初のCISOとして迎えられたコーツ氏は、ネットワーク上でステーブルコイン、DeFi(分散型金融)、トークン化資産の活動が拡大する中、STRIDEやSIRNを含むエコシステムのセキュリティプログラム拡充に加わる。

SOL

要約

マイケル・コーツがソラナ財団に初の最高情報セキュリティ責任者(CISO)として加わり、組織がエコシステム全体の防衛プログラムを拡大する中で上級セキュリティ統括体制を正式に整えた。コーツはMozillaでのセキュリティ責任者やTwitter初代CISOを歴任した経験を持ち、その後は2022年にCoinListに買収されたAltitude Networksを通じて仮想通貨分野に入り、CoinListでCOO兼CISOを務めた。 コーツは、ソラナの規模が就任を決断した要因の一つだったとし、日次取引件数は仮想通貨業界の大半を合わせた水準を上回り、日々のステーブルコイン取引量は数百億ドル規模に達し、直近ではネットワーク上でトークン化株式の節目も生まれていると述べた。優先課題として、運用面、アプリケーション面、仮想通貨特有のリスク領域にまたがるセキュリティ構築、サイバーセキュリティ規制を巡る政策当局や標準化団体との連携、大規模インターネットプラットフォームで得た知見の仮想通貨の拡大する機関投資家利用への適用を挙げた。 今回の採用は、ソラナ財団が2026年初頭から立ち上げてきたプログラムの拡充局面で行われた。4月にはAsymmetric ResearchとともにSTRIDEを導入し、8つのセキュリティ柱に沿ってDeFi(分散型金融)プロトコルを評価し、預かり資産(TVL)が1000万ドル超のプロトコルに24時間365日の監視を提供し、預かり資産(TVL)が1億ドル超のプロトコルには形式検証の資金を提供している。また、Asymmetric Research、OtterSec、Neodyme、Squads、ZeroShadowらが参加するソラナ・インシデント対応ネットワーク「SIRN」も立ち上げ、HypernativeとRange Securityを通じて無償ツールも提供している。

用語解説
  • 形式検証: コードが意図通りに動作するかどうかを、数学的手法を用いて検証するセキュリティ手法。
  • 預かり資産(TVL): 分散型金融プロトコルに預け入れられている資産額で、一般に規模を測る指標として使われる。
  • トークン化株式: 株式または株式関連エクスポージャーをブロックチェーン上でデジタル表現したもの。