ドイツ取引所グループのポストトレード部門は、MiCAが欧州で規制された仮想通貨インフラへの機関投資家需要を押し上げるなか、サブカストディアンとしてCrypto Financeを活用し、対応資産を計8種に拡大した。
クリアストリームは、機関投資家向け仮想通貨カストディサービスの対象にXRP、カルダノ、ソラナ、ライトコイン、ステラ、アバランチを追加し、従来から対応していたビットコインとイーサに加えて、対応資産数を計8種に拡大した。ドイツ取引所グループ傘下のポストトレードサービス会社である同社は、この措置がMiCA準拠の仮想通貨に対する機関投資家の需要拡大に対応する狙いだと説明した。 同サービスは引き続き、サブカストディアンとしてCrypto Financeを通じて運営される。Crypto FinanceはMiCARライセンスを保有しており、欧州全域で規制下の仮想通貨サービスを提供できる。一方、顧客は仮想通貨事業者と個別に関係を構築することなく、ルクセンブルクのClearstream Banking S.A.にある既存口座を通じてカストディを利用できる。 今回の拡大は、欧州の市場がMiCA(EUの仮想通貨規則集)への適応を進めるなかで実施された。MiCAは、カストディ、交換、送金、ステーブルコインサービスを対象とする単一の枠組みを整備した。欧州証券市場監督局の登録簿が7月1日の期限後に拡充されるなか、デジタル資産への準拠したアクセスを求める銀行、ブローカー、資産運用会社、トレーディング会社にとって、ライセンス取得の重要性は一段と高まっている。対応資産の拡大は、ドイツ取引所グループが売買、カストディ、ステーブルコイン基盤全体で規制対応のデジタル資産レールを整備するなか、欧州の機関投資家向け仮想通貨アクセスがビットコインとイーサを超えて広がりつつあることも示している。