欧州証券市場監督局がMiCA下の仮想通貨カストディをEU全域で検証、2027年まで耐性を点検

欧州証券市場監督局がMiCA下の仮想通貨カストディをEU全域で検証、2027年まで耐性を点検

EUで初となる認可済み仮想通貨企業への監督一斉点検では、MiCAの全面施行後に規制当局が監視を強化する中、2027年までカストディの耐性を検証する。

ファクトチェック
2026年07月08日付の欧州証券市場監督局の公式プレスリリースは、この主張を直接裏付けている。欧州証券市場監督局は、カストディに重点を置いた仮想通貨資産サービスプロバイダーに対する共通監督行動(CSA)を開始した。これは、認可を受けたCASPを対象に各国の所管当局が実施するEU全域の取り組みであり、期間は2026年下期から2027年上期まで、最終報告書は2027年下期に公表される予定である。これは、MiCAの全面施行後に「仮想通貨カストディのEU全域レビュー」を実施し、「2027年を通じてカストディのレジリエンスを検証する」との主張の特徴付けを裏付けている。Cointelegraphの報道も、これらの詳細と独立して一致している。見出しの「EU初の監督上の一斉点検」という表現だけはやや不正確で、情報源では共通監督行動と位置付けているものの、内容の実質は全面的に裏付けられている。
    参考12
要約

欧州証券市場監督局は、仮想通貨資産サービス提供者を対象とする初の共通監督措置を開始し、MiCAの全面施行から数日後に、認可済み企業におけるカストディリスクのEU全域での検証に着手した。各国当局は2026年後半から2027年初頭にかけて、認可済みCASPsのうちリスクベースで抽出したサンプルを評価し、ガバナンス、鍵管理と保管管理、取引管理、インシデント検知、スマートコントラクトリスク、第三者プロバイダーへの依存を点検する。この取り組みは、長年ファンド運用会社に使われてきた監督手法を仮想通貨分野に拡張するものであり、デジタル運用レジリエンス法も踏まえ、EU全域でカストディ保護策の監視をルール策定段階から執行重視へ移行させる姿勢を示している。

用語解説
  • MiCA: 仮想通貨企業とサービスを対象とするEUの仮想通貨市場規制枠組み。
  • CASPs: EUで規制対象の仮想通貨サービスを提供する認可済みの仮想通貨資産サービス提供者。
  • Digital Operational Resilience Act: 金融機関の技術面および業務面の混乱への対応能力強化を目的とするEUの枠組み。